市塵〈上〉 (講談社文庫)



市塵〈上〉 (講談社文庫)
市塵〈上〉 (講談社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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剣をペンに変えて描く藤沢ワールド

徳川綱吉と吉宗の間に位置する時代、綱吉の次の将軍として甲府藩主から家宣が選ばれる。甲府藩の儒者であった新井白石は甲府藩の家老間部詮房とともに江戸へ上り政治改革を進めてゆく。
現代においてその政治改革に賛否両論ある新井白石を、甲府藩時代から家宣、家綱に至るまでを描く、政治を中心とした作品。
将軍家お抱えの林家との軋轢、勘定奉行萩原重秀の罷免、家綱の継嗣問題といった政治的に非常に敏感な問題を白石の鋭敏な頭脳が裁いてゆく。
単に剣をペンに変えて語るといったものではなく、政治をめぐる駆け引きや対立する側の対面といった細かい描写を論理的に解決していく姿に非常に憧れをも感じる。
また一方で著者自身の深い分析も端々に入っていて、非常に頭を使うのだが、読みやすいので楽しんでこの時代の政治を理解できる面白い一冊。
西洋の悪を見抜くヒントが

欧米由来のものをありのままに受け入れやすい風潮が根強い。この本を読むと、キリスト教の教えに潜む欧米列強の野望を見抜く日本人がいたことに関心させられる。しかも、ただ見慣れぬ宗教だからというだけで、遠ざけたのではない。今の知識人に主人公新井白石と同レベルの卓越した、識見と先見の明のある人がいればいいのに。
キリスト教はまず言う。「愛は寛容だ」と。しかし寛容とは、当のキリストから解離し、他国人を責め理由を正当化したことに対する後ろめたさを感じる征服者を肯定するために使われたのである。
私は読後、思想の面で欧米列強以上の高度な道徳観を身につけてきた日本人祖先の叡知に感動する。





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