子産〈下〉 (講談社文庫)



子産〈下〉 (講談社文庫)
子産〈下〉 (講談社文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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『子産』(上、下)

史実に基づいて子産を取り巻く人物にまで正確な評価を与えてはいるが、逆に子産という人物を完全には掴み切れないもどかしさが残る内容でした。
宮城谷氏の作品としては珍しく、当人の子産に対する想いが強く押し出されており、宮城谷氏の子産に対する評価の高さを思い知らされるものでした。
子皮と子産

孔子が尊敬した人物とはどのような人なのか
とても興味がありました。

すぐれた知識人であるだけでなく
すぐれた政治家であり
すぐれた兵術家です。
新しい修辞を用いたという作者の視点も
興味深かったです。

孔子が賢と評した子皮との
深い信頼関係も読みどころとなっています。
若干トーンダウンか?

前半に続きいよいよ子産が時代の表舞台に出てくる後半ですが、
本人が至って秀才肌な為か、本国がこうもりの様に煮え切らない情勢
のためか、面白いことは面白いのですが若干内容にのびやかさが
無いのが少し残念でした。上下巻通して読んだ感想としては、
もちろん満足感があるのですが、後半どちらかというと子産の描写が
優秀な政治家(官僚?)像に終始している部分が、上巻の子供時代の
描写に比べトーンダウンしているように感じました。
徳は弧ならず

 正義を貫く子産の周りに志を同じくする人が集まり始める。
鄭王である簡公もその一人。
”徳”の有る人間の周りには、人が集まる。決して孤独ではない。
孔子の言葉を思い出す。
父が殺され、王が監禁されている。
その父の死骸には目もくれず、王の救出のみに集中する子産。
その心の置き所に人は心を動かされる。

農地改革の時は、多くの非難を浴びながらも実施する。
子産は、その非難を自分ですべて受け入れる。

3年後、その農地改革は身を結ぶ。
人々は、子産の心を始めて知る。

人の上に立つ人間とはこうでなければいけないのだろう。
その理想像がここにある。 
徳は弧ならず

 正義を貫く子産の周りに志を同じくする人が集まり始める。
鄭王である簡公もその一人。
”徳”の有る人間の周りには、人が集まる。決して孤独ではない。
孔子の言葉を思い出す。

父が殺され、王が監禁されている。
その父の死骸には目もくれず、王の救出のみに集中する子産。
その心の置き所に人は心を動かされる。

農地改革の時は、多くの非難を浴びながらも実施する。
子産は、その非難を自分ですべて受け入れる。

3年後、その農地改革は身を結ぶ。
人々は、子産の心を始めて知る。

人の上に立つ人間とはこうでなければいけないのだろう。
その理想像がここにある。 



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